「池澤春樹さん」ってどんな方ですか?

http://www.janis.or.jp/users/mola/question/ikezawanatsuki.htm
池澤夏樹氏は現在ワタシが最も敬愛する作家なのだが、はてなダイアリー池澤夏樹氏のことを書いたのは昨日のニュースが初めてだった。で、今日になってダイアリーのリファにキーワード「池澤夏樹」が付いていたので覗いてみたら、そこに「長女は声優の池澤春菜」と書いてあって驚いた。
池澤春菜さんとの出会いはPS『マリーのアトリエ』のマリーさんの声で、池澤夏樹氏の作品にハマリ始めたのもちょうどその頃だったわけだが、まさか親子にはめられてるとは思いも寄らなかった。当時も「池澤春菜池澤夏樹先生みたいな名前を名乗るのはどういう了見でありますか。ファンか何かですか」と多少は気になったものの、それ以上調べてみようとは何故か思わなかった。『マリーのアトリエ』が出た1997年から5年以上の月日を経て、はてなダイアリーに「池澤夏樹」と記すことで、ようやくこの繋がりを知りえたワタシだった。
調べ始めると芋蔓式に「ヤー・チャイカ」は実在のモデルを得て書かれた話祖父の福永武彦は『モスラ』の原作者なんて記述を見つけて、その繋がりに対する興味は膨らむ。
それで以前にも何度か訪れたことはあった春菜王国を探索してみると、小学校の時のあだ名は「本キ○○イ」、死ぬ時は本に埋もれて、などと重度の本中毒症状が連綿と記されていることに気付いて、やっぱり親子なのだなあと感心した。そして、「南」という漢字で浮かんだ本のタイトルに『南の島のティオ』と書いてあるのを見つけてニヤリ。「だって……他に……南って……どうしても……やっぱり……これなんだもん!!!!!!!!!!!!!」という絶叫に近いコメント。東、西、北のコメントにはちゃんと作家名が入ってるが、『南の島のティオ』だけには何故か作家名が入っていない。池澤夏樹の娘の売れっ子声優池澤春菜は父親については取材拒否の意向という記事もあったので、親子関係に難しい部分があったりするのかなと最初は思ったが、「おけぐちいっぱ」と小学生の時読んで、思いっきりパパに笑われた。なんて微笑ましいコメントも見つけて、ちょっと安心した。池澤夏樹が書く家族観などから察するに、手紙やEメールなんかで頻繁にやりとりしているのかもしれないなあと想像。春菜さんに夏樹さんの話をこっそり聞いてみたいなあと思わずにはいられないのだった。生まれもギリシアだし、池澤夏樹ファンとしてこの事実を知った以上、池澤春菜も応援せねばなるまい。とりあえずフランス語会話は要チェックだ。