PERIODICAL189 コミュニケーション 1

コミュニケーションという言葉は、日本語にしにくい。それは、コミュニケーションという言葉が必要とする風土が日本にはないからだろう。コミュニケーションがないのではなくて、そんな言葉を必要としていないほど、伝わりあっていたのだ。コミュニケーションとは、「距離」を埋めるための、あのてこのてだが、そもそも、僕らは「距離」のない民族であったのだ。
自己表現もなかった。あったのは、型、だけ。型にいれこむのは、決して、西洋的な自己ではありはしなかった。

橘川幸夫WebMagで「つながりっぱなし宣言」が読めます。
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