それは、ふぶき。

何故だか午前8時27分にポックリ目覚めてしまったので、ふたりでアレなテレビ番組を見ていたら、クマー祭り発生。
朝食のデザートに苺ヨーグルト(賞味期限約一週間経過)を食べたら腹の具合が悪くなった。これぐらいの異物でヘコタレルナと腹を叱咤しつつ、昼から伊丹へ。雪が激しく降りだしたが、駅に着いたらピタリとやんだ。大阪駅に着いたら再び雪。今度は吹雪キター。ついでに特急雷鳥も来たので撃写。
伊丹はケロッと晴れていた。昆虫館友の会に入会した時にもらった招待券を使って伊丹市昆虫館に突入。約2分で今回のターゲット「むしのうんこ」展会場である二階イベントホールを制圧、したかのような勢いで実況見聞。
16時過ぎに館を出て、映画『イノセンス』を見るために伊丹TOHOシネプレックスへ移動。何とか17時の回に間に合った。セリフの情報量は思ったほどではなかったし、森山さんのYahoo! Books 押井守インタビューを読んでいたので、すんなりスルーして処理。ストーリーは取って付けたような、それ程面白いものではない。ストーリーなんてものは映画を商業作品として世に出すための必要悪かもしれないな。世界は人間が単純に追えるようなストーリーで出来ているわけではない。語ることなく世界を存在せしめる方法。映画という使い古された手法でそれは可能なのか。観た後からそんな考えが湧いては消える。
とりあえず言及されやすい映像面。綺麗ではあるのだが、汚い部分も綺麗というか、やっぱり3DCGって無菌清潔すぎるというか。敢えて3DCG臭さを残したような絵なので、脳の奥深くには入って来ない。匂いとか触感の無い、視覚だけの情報。人形好きならシュヴァンクマイエルみたいなコマ撮りアニメに挑戦して頂きたいな。
しかし、音は来た。二次元映像に対する自分の視覚素子はずいぶんとスレてしまったが、音に対する壁はまだまだ弱い。心を揺さぶるぐらいの力はあった。銃火器の音も『アヴァロン』より強まった感じ。前作を踏襲した音楽の方はスタッフロールで印象深かった西田一族が活躍したのかな。サントラ買っとこう。
観終わった後、ふらんす亭で食事。肉々。家に帰って、『イノセンス』の前に観なおそうと思って観そびれた『アヴァロン』を流し観つつ、はてな内の『イノセンス』感想コメントを収集。6、7日分をざざっとチェック。さすがに量が多い。色んな人の文字情報をスキャンしていると、自分のように脳が空っぽ気味な個体でもさすがに疲れた。容量の少ない文字でもこの様。攻殻の世界には程遠い。「むしのうんこ」展のレポートまでは手が回らず力尽きた。