可変速ファン搭載電源「PowerONE」を試してみる

先週末に買っておきながら面倒で先延ばししていた自作PCの電源交換作業。ケースに付属していた400Wの電源をそのまま使っていたものの、ケースファン、CPUファンの交換とPCの静音化を進めてみると電源の騒音が際立ってきたのでちょっと勿体無いと思いつつ新しい電源に替えてみたのだった。
新しい電源はSkyHawkの「PowerONE GM470PC」という11月に出たばかりの電源で、9cmと8cmの2つの中型ファンを搭載しつつ40℃まではファン停止、それ以上の温度でも可変速で回転速度をコントロール、最大でも30dB以下に騒音を抑えた点が魅力の静音仕様電源。4ピンの電源コードが取り外し可能な5つのコネクタに分割されていて、必要に応じて取り外しできるという点も特徴。静音効果は期待以上に効果絶大で、ちゃんと動いているのか不安になるぐらい静かになった。実際にPCを動かしていると電源が40℃でファンが完全に停止している状態というのは少ないけれど、静音タイプと銘打たれていたものの常時一定速度でファンが回り続けていた旧電源との差は歴然。
究極の静音を求めるならファンレスのノートPCあたりを導入するのが簡単確実な気もするけれど、自作デスクトップで静音を求めるというのも奥が深くて面白い体験ではあった。実際の動作音というのは数字のスペックだけでは計れず、それこそ音圧レベルだけでなく周波数だとか生理的な部分での好みもあって試してみないと分からない。電源にしてももう少しお金を出せばファンレス電源が変えたりするのでさらなる静音化は可能だし、12cmとか14cmの大型ファンを搭載したより静かな電源もあるけれど、「PowerONE」の静かさは十分に満足できるレベル。
静音化の筆頭といえばCPU周りの水冷化かなと思っていたけれど、普通にブラウザやエディタいじっているぐらいでは大した負荷もかからないので、今のところCPU周りはファンコントローラー付きのクーラーを使ってファンの回転数を2000回転以下に落として運用。ケースファンとハードディスク冷却用ファンに回転数2000以下の静音8cmファン、HDは全てseagateの流体軸受タイプ、ビデオカードファンレスのRADEON9550という内容で以前に使っていたVAIOのデスクトップPC(VAIO MXS2)より静かなPCにできたので買い換えた甲斐はあった。
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