キヤノン、手ブレ補正12倍ズームレンズ搭載の500万画素機「PowerShot S2 IS」発表 ↑

http://web.canon.jp/Imaging/pss2is/index-e.html
PowerShot S1 ISの実質的な後継機となるの500万画素機「PowerShot S2 IS」発表。モデルチェンジまで結構長かったような気がしたけれど、S1 ISの発売が2004年3月だから約1年しか経ってなかった。
CCDだけでなく、ボディやスペックなどでも変更点がいくつか。特に注目してしまったのはマクロ撮影機能の強化で、10〜50cmのMacroモードに加えて、Super Macroモードが追加されている点。このSuper Macroがすごい。キヤノン史上最強というかデジカメ界最強のような気がする 0cmマクロ(合焦レンジ：0〜10 cm)をスペック表でうたっているのである。
1cmマクロが可能な機種はデジカメ黎明期から脈々と存在し続けたが、カメラ単体で0cmマクロが可能とスペック表に書いてある機種は今まで見たことがなかった。実際に使ってみると、レンズ前0cmまでフォーカスの合うカメラというのはないことはないけれど、なんというか普通の人はゼロ距離撮影なんてあまりしないだろうし、実用性などの面から余裕を持たせて0cm可能とは書いてこなかったと思っていたのだが、この「PowerShot S2」はヤル気なのである。今まで魚眼コンバータなどを装着してゼロ距離撮影を楽しんできたワタクシとしては大変気になるというかレンズ洗って待っていやがれこん畜生と青筋を立てて期待してしまうしかないスペックのデジカメなのであった。
追記(4/23)：コメント欄でOGREさんよりペンタックスのOptio MX4も 0cmマクロ可能との情報。スペック表によると「スーパーマクロモード：0〜0.15m（広角のみ）」となっている。
S2 ISのスペックでマクロ機能に次いで注目したのが、音声機能。Sampling frequency: 44.100/22.050/11.025 kHz、Quantization bit: 16 bitと、音声仕様をスペックで公開していないデジカメも多い中、音質3段階で16 bit録音可能というのはかなり魅力的。あとは内蔵マイクの性能次第だけれど、オフィシャルサイトの動画サンプルを見る限り文句なし。動画デジカメをうたうならこれくらいの音声機能を積んで欲しいものである。
→Digital Photography Review：Canon PowerShot S2 IS