『恋愛寫眞 - Collage of Our Life - 』を見る

CANONのかつてのフラグシップ機F-1が海を渡り苦難を乗り越えてEOS-1Dsに出会うまでを描いた感動カメラストーリーである。温州みかんの演技も素晴らしい。マヨネーズと日清カップヌードルによる艶かしい濡れ場では涎が出そうであった。人間が出ていたような気もするけど、それは堤幸彦監督ならではの小ネタであろう。
というような、いちびった見解はさておき、この映画は映画だけど、印象的なのは多数挿入される写真群。このスチルを担当したのはフォトグラファーの斎藤清貴さんで、2ヶ月の間に6万枚ものスチールを撮影したという。メイン機材は映画のラスト付近でも出てくるEOS-1DsとEF24-70mm F2.8L USMらしい。脚本面での不満やら銃撃戦シーンで「なんじゃこりゃあぁぁ!!」と叫びそうになったりしたものの、撮影に携わったことのあるような写真野郎ならきっと楽しめる作品。音声も邦盤にしては豪華な感じのするDTSに4.0ch。4.0chというのは初めて聞いた。レンタル版なので見ることはできなかったけれど、セル版には特典ディスクが付いていて、斎藤清貴さんが撮影した1400枚ものスチールが収録されているとのことなので、それを見るためだけでもDVDがちょっと欲しくなるのであった。あと広末さんもCONTAXのNXあたりをお使いだそうで、いいことだと思った。
キヤノン:斎藤清貴のこの一本
恋愛寫眞 - Collage of Our Life - [DVD]