オリンパスプラザ大阪でE-500β機を触る

OLYMPUS E-500

物欲の秋。気になっているE-500を触る機会がないものかと思っていたところ、妖介さんが「心斎橋行ってE-500見てきます」と書いてるのを見て、心斎橋のオリンパスプラザにE-500が既にあるのかと気付く。平日しか営業していないあの場所へ行く時間はないものかと機会をうかがっていたら、早速今日の仕事が早めに終わって行けそうな具合に。10月22日のE-500体感講座に申し込みを入れてはおいたものの、応募多数の場合は抽選になるので確実に行けるかどうかは不明。念のためプラザに電話したらE-500のデモ機があることを確認できたのでオリンパスプラザへ直行することに。
オリンパス、「E-500」をいちはやく体験できる定員制イベント

近鉄日本橋からガシガシとまっすぐ北上して、17時ちょっと前にオリンパスプラザ到着。ここへ来たのはE-300β機を触りに来た時以来。プラザは2階にあって、外から中は見えないような造りなっている。前回は場所がすぐには分からずウロウロしたことを思い出した。
 
E-1の横に一台だけ置いてあったE-500のお触り開始。貸切状態なのでじっくりと。サイズの感覚はキスドンと同じぐらいなんだけど、小さいながらもグリップ周りはゆとりがあって好印象。E-1、E-300と続いたやや個性的な、自分の手にはどうにもこうにもフィットしない形状から、ずいぶんすっきりとした形に。後でキスドンを確認してみると、グリップ周りの窮屈さは耐え難い感じがした。あのグリップで重めのレンズを振り回すのは厳しいであろう。キスドンへの未練は断ち切れた。
シャッターの音はやや甲高い感じでE-1よりも大きな音がした。切れは悪くないけど音やシャッターの感触は物足りない。グリップやシャッター周りの感触は、一眼レフカメラを選ぶ際に最も重要視する部分。いくら画質が良くても手に合わなければ撮る気も失せるのである。
  
背面液晶は撮影情報の表示も兼ねている。項目選択はボディ上面に付いてるダイヤルで選択するようになっていたけれど、操作系はコンデジに近い感じなので十字キーも使わせてくれと思った。上面ダイヤルだと親指を結構移動させないといけないので、このE-500の2.5インチ液晶に慣れた後でE-300やE-1の液晶を見たらびっくりするぐらい小さく感じられる。
スペック表でアイポイントの短さを見て危惧していたファインダーは、眼鏡でもなんとか撮影に支障はなさそうだった。横にある情報表示はかなり見難い。マクロ撮影用に自作マグニファイヤーなどを用意したいところだけど、ファインダー内の情報表示の見にくさはいかんともしがたい。バリアングルファインダーも試させてもらったけれど、あのアングルは手持ちではあまり使い物にならないのは経験済み。
あと、E-300でもそうだったけどE-500もMF切り替えボタンなどは付いてなくて、フォーカスモードを変えるにはメニューに入るしかない。ただMFに関してはどのAFモードでも切り替え無しに直接MFできるみたいなので切り替えボタンが無くても支障はなさそうだと家に帰ってから気付いた。メニュー画面中心の操作感覚はコンデジの操作系に近いのだけど、いきなり直感的に使いこなすのは難しいなという印象を持った。慣れれば大丈夫そうなんだけど、オリンパスの操作系には伝統的になかなか馴染めないわたし。MFブラケット機能とかどこにあるのか分からなくて試せなかった。あとフォントがでかくて汚いなと思ったけど、これは「かんたんモード」だったからだろうか、うーむ。体感講座に行く甲斐は残っていそうである。

装着されていた14-45mmレンズを外して、隣のE-1に付いていた14-54mmに付け替えて試写。MTFやサンプルをざっくり見ただけでも写りの違いが歴然というのもあるけど、なにより14-54mmの方が寄れるという点で、標準ズームを買うなら14-54mmを選びたいところ。接写時の感覚を確認するため、ケースの中にあった50mm F2.0マクロでも試写させていただいておく。E-500ボディと同じぐらい関心のあった35mm F3.5の方はまだ大阪ショールームに無いとの話だった。
マクロ撮影機能を重視している者としてフォーサーズ機にはずっと興味を持ってきたけれど、これでようやく買ってもいいと思える合格ラインに達した素直なボディが出てくれたという感じ。一眼レフの場合はまずレンズありき。これは使ってみたいと思ったZD 35mm F3.5マクロが同時期に発売、そして一眼レフ用交換レンズとしては最強の8mmフィッシュアイレンズが来年1月に出る。この8mmレンズのためならフォーサーズ機を導入してもいいと思っていたところでようやく馴染めそうなE-500の発表。目当てのもの全部揃えられればめでたしめでたしなのだけれども。
自分の2時間ほど前にこのE-500を触っていった妖介さんによるちゃんとしたレビューは→コチラ
OLYMPUS デジタル一眼レフカメラ E-500 ブラック レンズセット OLYMPUS デジタル一眼レフカメラ E-500 ブラック ボディ単体
E-500お触りタイムの後、オリンパスプラザの隣のハートンホテル南船橋1Fにあるレピシエ心斎橋店に寄って行こうと思ったら8月14日にて閉店していてショック。ここは紅茶専門店レピシエ」と東洋茶専門店「緑碧茶園」の両方が入っていて、ティーサロンも併設されている関西最大級の店舗だっただけに残念度が高い。通販でも商品は買えるわけだけど、この店舗では置いてあるほぼ全ての商品を直接確認できるようになっていて、試飲もできる貴重な店舗だったのだった。オリンパスプラザ大阪は無くなったりしないよね、というようなことを祈らずにはおられないレピシエ閉店のダメージを引きずりながら道頓堀方面へ移動。