カシオ、手ブレ補正付き7倍ズームコンパクト「EX-V7」

http://www.casio.co.jp/release/2007/exv7_z75.html
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/compact/2007/01/30/5450.html
国内でのプレスリリースに合わせて、デジカメWatchでも国内発表の記事が。シルバーモデルが2月23日で、ブラックも3月下旬に出る模様。
マクロ・マニュアルフォーカス時の最短撮影距離が0.1mとなっているが、どの焦点距離で撮れるのか分からない。テレ端でも撮れたりしたらかなりの撮影倍率になりそうだけど。

製品情報ページも掲載済み。
http://dc.casio.jp/product/exilim/ex_v7/

地味に新しい機能としては、レンズ下に白色LEDが付いており、ムービー・静止画両方で撮影補助ライトとして使えること。携帯電話では当たり前に付いている機能だけど、デジカメにこうした機能が搭載された例は今まで思い当たらない。
AF補助光やセルフタイマーランプとの兼用ランプとなっているけど、コンパクトデジカメでは今までこの補助ライト機能は一般的ではなかった。レンズの飛び出ない屈曲光学系ということで、今回はこうした機能が採用されたのかもしれない。沈胴式レンズだとLEDの効果を発揮できる近距離での撮影時にレンズの影ができてしまうだろう。

マイクがステレオマイクになっているのも地味に良い点。ベストショット機能にムービー用の項目も容易されていて、その中にボイスレコードのモードもある。
プレスリリースによると音声の記録フォーマットはステレオWAVとなっているが、製品情報の仕様書には記載されておらず。記録ビットレートやステレオ/モノラルの切り替えまでできるようになっていればICレコーダの代わりにも使えそうだけど、EXシリーズで唯一所有しているEX-M1で録音したWAVデータのプロパティを見ると、ビットレート32kbps、4ビットサンプリング8KHzレートという仕様。2006年10月に発売されたEX-S770のPDFマニュアルを読んでみても、ボイスレコードモードでレートを変更できるような機能はなかったので、EX-V7でもボイスレーコーダーとしての機能は期待しないほうがよさそうではある。

追記:製品情報ページにサンプル画像が掲載されていることを書き忘れていた。静止画4点、H.264形式の動画が2本。
静止画の方はエッジにソフトフォーカスがかかった感じでやや違和感が。
動画はまず音の良さに驚く。「静音ズームレンズ採用で、撮影中も光学ズームが使用可能」となっているので、これだけ綺麗に撮れるんだったらDVの置き換えとしても使えるんじゃないかとも思える。